お知らせ
健康食品専門店 めぐる
秋・冬に、皮膚トラブルがなぜ増加しやすいのか?
2025.01.19ご参考にしてくださいませ<(_ _)>。
その原因となる可能性を、ご相談者様のお声や健康食品めぐるの経験や知識をもとに、より詳しく追求してまいります。
- 空気が乾燥し皮膚も乾燥することで、表皮にミクロな隙間ができて皮膚のバリア機能が低下します。日常の活動などで乾燥した皮膚がより引っ張られることで、より表皮のミクロな隙間が広がり皮膚のバリア機能がさらに低下していきます。そうなれば外からの刺激(冷たい空気や衣服による摩擦など)がより強く感じられてしまうため、それにつられるような流れで、皮膚トラブルを促してしまう可能性。
- 皮膚が乾燥することで、皮脂が十分作れず表皮ブドウ球菌やアクネ菌などの栄養が少なくなり、これらから出る分泌成分の脂肪酸が低下。表皮を弱酸性に保てません。(注1)その結果表皮が弱アルカリに傾き、黄色ブドウ球菌などの皮膚常在菌が増殖します。増えた黄色ブドウ球菌は、皮膚トラブルを助長してしまう可能性がある。
表皮がアルカリ性に傾いている=黄色ブドウ球菌(悪玉菌)が増える環境×
表皮が酸性に傾いている=マラセチア菌(悪玉菌)が増える環境×
弱酸性(アシッドマントル)=表皮ブドウ球菌(善玉菌)やアクネ菌(日和見菌)が活動しやすい環境○
この絶妙な皮膚環境を保つことが皮膚トラブル改善にはとても重要である。
注1:皮膚のターンオーバー過程で分泌されるウロカニン酸も関与する。
- 冬は、寒さから体温を維持するために脂肪を溜めやすい。体に蓄積される脂質の量が増えれば、皮膚にあまりよくない環境をつくってしまう可能性。
- 冬になると厚着になり、衣服圧が増えることで皮膚に対する摩擦が大きくなり皮膚を刺激し、皮膚トラブルを助長させてしまう。
- 風邪などをひきやすい。風邪などで熱が出れば体のバランスを崩し、それにつられるような流れで、皮膚のバランスも崩れやすくなる。
- 秋から冬にかけて一般的には食欲が増します「食欲の秋」。冷たい空気に皮膚が刺激を受けることで、本能的なところで食欲が増えるからだと言われています。しかしご相談者様からよく聞く実際のお食事の内容は、みかん・サツマイモ・天ぷら・たい焼き・チョコレート・肉まん・ラーメン・おもち・おしるこ・ケーキ・たこ焼き・お好み焼きなどなどです。(鍋関係は全般的に良いと思われます。脂質も多く摂取しますが、その分お野菜やキノコ類でビタミン、ミネラル類も豊富に摂取できるので、体の中では効率よく脂質がエネルギーに変わり相殺されるからです)基本、炭水化物が多く脂質も多い傾向のように感じます。これでは栄養の偏りから、皮膚トラブルを助長してしまう食事内容だと推測されます。
- 皮脂は、表皮ブドウ球菌やアクネ菌の栄養となり、そこから分泌される脂肪酸により皮膚を弱酸性に保っています。しかしあまりにこの皮脂が大量に長く皮膚上に停滞すればやがて劣化し、マラセチア菌などを活性させて、皮膚トラブルを助長させてしまう原因をつくる可能性が出てきます。
上記の事柄が比較的少なくなる春先には、皮膚トラブルが徐々に改善へと向かうことがある。実はこのような環境の変化も、影響していたと考えられるわけです。皮膚トラブルとは体だけの問題でなく、環境・心も関係するまさに心・環・体のバランスを必要とするのです。