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■健康コラム お肌(表皮)を取り巻く環境

 2025.02.27

ご参考にしてくださいませ<(_ _)>。
■お肌(表皮)の健康力を上げるには、その上にある皮脂や、下にある真皮も関係ある■

 

基本的なこととして、健康な体はいくつもの臓器や機能がお互いを支え合いながら成り立っています。もちろん皮膚も同じことが言えます。表皮ばかり目を向けず、その上や下にある皮脂と真皮の皮膚環境を整えていき、その良い影響がトータルとして表皮まで送られることで、“正の連鎖”が始まり、結果として皮膚全体の健康力を活性させることができるのです。ここでは、お肌について少し詳しくご説明していきます。難しい言葉がならぶこともございますが、このような知識もお肌の健康力を向上させるための一助として必要だと考えておりますので、ご了承くださいませ。


真皮に存在する肌の張りに関係が深いコラーゲン繊維とフィブロネクチン。肌の弾力に関係が深いエラスチン繊維。その間を埋める基質(ヒアルロン酸・コンドロイチン硫酸・タンパク質・ムコ多糖体)これらすべてを作り出す繊維芽細胞。これらが正常に連動して働くことで、平らできれいな真皮を作ることができます。そうすると物理的に、その上にある表皮も平らになります。その結果、光をきれいに反射できるので、いわゆる“肌のくすみが少ないきれいで健康な素肌”を持つことができます。言い換えれば、表皮の隙間がすくなく、服などの摩擦抵抗も低くなることから、皮膚への刺激が減り皮膚のバリア機能が向上することになりますので、皮膚の健康力が上がります。


皮脂の成分は、ワックス、スクアレン、中性脂肪、遊離脂肪酸、表皮基底層でつくられた脂質、角質細胞由来の脂質、汗が混じることで、皮脂幕を作ります。この皮脂幕は弱酸性で(アシッドマントルとも呼ばれている)皮膚の悪い細菌類が増殖しないようにし、また服などの摩擦抵抗を減らし皮膚を滑らかに保ちます。つまり、正常な皮脂をつくることができなければ、弱酸性の皮脂幕が完成できず、皮膚に対して悪い働きをする細菌類が増えることになります。また衣服などの摩擦抵抗も大きくなり、皮膚への刺激が大きくもなります。皮脂に必要な栄養成分をお食事から補給し、自分の力で良質な皮脂をつくり上げていくことが大切です。


角質細胞と角質細胞は、デスモソームと呼ばれる糖タンパク質でつなぎ留められていますが、表皮に近づくにしたがってデスモソーム分解酵素の働きが活発になり接着力が低下して、剥がれ落ちていきます。いわゆる“アカ”です。また表皮と真皮の接着剤が、ヘミデスモソームとラミニン5と呼ばれる糖タンパク質です。ちなみに糖タンパク質とは、タンパク質を構成するアミノ酸の一部に糖がくっついたものをさします。デスモソーム、ヘミデスモソーム、ラミニン5などの調整機能が低下して、コントロールを失ってしまえば、皮膚のターンオーバー(皮膚入れ替わり周期のことで、28日周期)にも悪影響を及ぼすことが考えられ、皮膚の健康力低下が示唆されるようになります。


セラミドは角質をレンガと例えれば、その間を埋めるセメントに例えられることが多いですが、正体は※細胞間脂質と呼ばれる表皮に潤いを与えている成分の一つです。ちなみにその他にNMF(天然保湿因子)が角質細胞の中に存在して表皮に潤いを与えています。スフィンゴミエリン(脂質の一種)やグルコシドセラミド(糖脂質の一種)を原料としてセラミドは作られます。そこで、例えばセラミドやNMFがうまくつくれていないと仮定します。そうすると、皮膚のバリア機能がうまく働かず、皮膚に穴ができてしまうような状態になります。そこから外部から来た色々な刺激成分(衣服の摩擦や冷たい空気など)が真皮に刺激を加えやすくなり、皮膚の健康力低下へつながっていきます。なので、細胞間脂質に必要とされる栄養素をしっかりと毎日のお食事から補給して、自分の力でつくり上げていくことが大切になってきます。ポイントは、“自分の力で作り上げていくこと”です。便利なものに頼りすぎると、いざというとき自分が本来持っている力が退化・枯渇してしまうことになりかねないと言うことです。

※細胞間脂質の成分詳細
セラミド・遊離脂肪酸(脂とタンパク質がくっついたもの)・コレステロール・コレステロールエステル(コレステロールと脂肪酸がくっついたもの)・糖脂質(糖と脂がくっついたもの)

最後に
皮脂も表皮も真皮もやはり、基本毎日食べるお食事から成り立っています。健康なお肌を維持していくためにも、体内・心・皮膚に必要な栄養素を推測し、探り出して、補充していくことが重要です。先に述べたように、皮脂と真皮の皮膚環境も整えていき、その良い影響を表皮にまで送られることで、皮膚全体の“正の連鎖”を生み出させ、皮膚の健康力が上がるのです。

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